非常に有名なマーケティングの考え方のひとつに「ターゲットマーケティング」と呼ばれるものがあります。 これはアメリカの学者 E・ジェローム・マッカーシーが提唱したもので、ターゲットマーケティングにおける4P理論の「プロモーション」とは、消費者との接点を持ち消費行動のプロセスへ導くためのコミュニケーション手段です。 素晴らしい企業をつくり、素晴らしい組織・ビジョン・商品・サービスなどを開発しブランドを創り上げても、ターゲットとなる消費者への認知がなければ、営利を目的とする企業は成り立ちません。プロモーションとは「認知される行為」であり、興味を促し、購買意欲を喚起し、最終的に購買行動へと導きます。
ターゲットマーケティングは数あるマーケティングのひとつに過ぎませんが、広告・宣伝といったプロモーションは企業戦略の一環として、デザイン制作し発信されるべきではないかと私たちはちは考えます。顧客企業の方針や戦略を十分理解した上でトータルマーケティング・ソリューションの一環としての宣伝・広告戦略が必要です。
プロモーションにおけるクリエイティブワークには二つの役割があります。一つは「企業 / 商品・サービスを記憶」してもらうこと。もう一つは、それが消費者にとって相応しいものであると「信頼・安心感」を与えることで、この二つが揃い商品購入の動機付けとなります。
あらゆる場面で使用されるデザインの役割は極めて重要です。情報の視覚化により、見る者にその内容を瞬時に伝え、強く印象に残すことができます。一般的に人がモノを認知するために目を止める時間は長くても数秒程度と言われています。その数秒の間に自分にとって必要な情報であるかどうかを無意識に判断しています。どれだけ素晴らしい商品やサービスであっても、視覚的に印象づけをして意識に残さなければ、「人とモノ」をつなぐことは出来ません。
企業が市場や社内に向けてメッセージを発信するうえで、多彩な方向からのアプローチが必要となった現在、プロモーション活動は、「質」、「効果」に加えて、独自性を打ち出す「デザイン」を問われる時代へとなりました。個々の企業ニーズにマッチングした独創的なプロモーションをご提案し、より高い価値創造をサポートして参ります。